犬の生存年数もだいぶ長くなっていて、そのため人間と同様にドックフードも療養食タイプのものがあります。我が家の黒ぶちの中型雑種犬も現在13歳を迎えようとしていますが、10歳を超えた頃から時々血尿をするようになった時期がありました。
獣医師の診察を受けると、腎臓に結石らしきものがあるようで、それまでの食習慣からできたもののようなので療養食のドックフードで様子を見ましょうとのことでした。そこで紹介してもらったのが、ロイヤルカナンのphコントロールというドックフードでした。
当初は、半生タイプのものとドライタイプの療法を試して見ました。うちの場合は、ドライタイプの方が食いつきが良かったので現在もドライタイプのものを利用しています。
それまでは、ドックフード中心のえさやりをしていたものの、どうしても食事中に人間の食事を欲しがることに負けて、ほんの一口だけだからと与えたことのツケが、10歳を超えた頃に現れてしまったと後悔しました。
このロイヤルカナンのドックフードを与えて数週間で、血尿の症状が出ることはなくなりました。このドックフード自体には、結石を溶かす作用があるものも含んでいるらしく、それが効いているようです。
3年近く同じドックフードを使用していますが、飽きて食べないこともなく毎回完食しています。ただ最近では、少しお湯を加えて柔らかめの状態にして与えるようにしています。そうすることで、早食いの防止と食後の水のがぶ飲みを防げる効果が期待できるというのを医師から聞いて実行しています。
適切なドックフード選択ができたことで、現在の健康状態も良好で、年の割にはドックランでは走り回り、散歩の催促もこちらが戸惑うほどに元気にしています。
犬も人間も適切な時期に適切な食事内容を確保することは重要であり、その際には、獣医師やドックトレーナーなどの専門家に意見を求めることも重要だと思います。
それに加えて、犬を観察することで味の好みの反応もわかると思いますし信頼関係も深くなると思います。