ワンちゃんの体質を知る、犬種の特徴を分かってあげる
初めまして。関東在住のパグ犬を飼い始めて5年のパグ中毒者です。まず、うちのワンちゃんは鼻ぺちゃで、夏にとても弱い犬種です。自宅の空調は年中付けていないと(特に夏場)は、すぐに体調を崩してしまうそうです。
今のところ温度管理などで体調を崩したという事はありませんが、うちのパグちゃんは「血尿」が多く2歳くらいの時から悩んでいました。
特に痛そうな様子はありませんが、物言わぬ動物、ですので痛そうではないにせよ、頻尿で血尿となればやはり何らかの病気や、怪我、原因があって当然と考え、ドッグランのプールで雑菌が入ってしまったのではないかなどと悩み、考えを巡らせていましたが素人考えですので、結局まずは病院に行き、検査を受けさせたところ「結石」が膀胱内に診とめられました。
この「結石」には2種類あるそうで、簡単に言うと溶ける結石と溶かせないで手術などで除去する結石があるそうです。
食生活の見直し(まるで人間みたいですね(笑))おやつとの向き合い方
人間もそうですが、動物の楽しみと言えば、やはりおやつですよね。散歩、おやつ、ご飯、飼い主と遊ぶ時間、とペットには限られた楽しみしかありません。趣味で一匹で釣りに出かけるワンちゃん、趣味で一匹で料理をするワンちゃんはいませんよね。
やはり飼い主である、私たちがワンちゃんに何かを施してあげて、喜んでくれる顔や表情を見るのが、何よりも飼い主である私たちの癒しでもあるのではないでしょうか。もちろん私も例にもれず、いろんな所に連れて行ったり、いろんなおもちゃを買い与えたり、いろんなコスチュームをさせてみたり(これは自己満足でワンちゃんは喜びませんが・・・)、いろんなおやつやご飯を買い与えていました。
この、いろんなおやつやご飯、と言うのが実は曲者で、おやつにはタンパク質やカルシウムが多く含まれるものが多く、大概のワンちゃんは好んで食べてくれますし、食べているときのうっとり顔は、飼い主にとってもうっとりする場面ではりますが、あまり食べさせ過ぎてしまうと「結石」の原因となってしまう場合があるようです。
幼犬の時には骨格形成の上で、タンパク質やカルシウムは重要かもしれませんが、そのまま同じおやつやご飯を挙げつづけるのは意外と考え物かもしれません。
私の愛犬もカルシウムが多く含まれるおやつが原因で結石が出来たようで、まず獣医師さんに言われたことは「おやつを挙げないでください。」でした。それを聞いた私はもちろん、近くに一緒にいた愛犬のパグは涙を流して天に遠吠えしていたのを今でも忘れません。(私にはそう見えました。)
療養食、食事治療、ペーハーコントロール、フードとの出会い
まずは、おやつを中止、とは急にはやはりいきませんので、自宅にあったおやつを泣く泣く近くの捨て犬保護団体に寄付し、それ以降はおやつをフードに変換しました。意外とこれでも納得してくれる食いしん坊パグでよかったです。病院で抗生剤を貰い、その後おやつをやめて血尿が無ければ2週間後に検査を受けに来て下さいという事で、薬を挙げつつ経過を観察していましたが抗生剤が効いたようで頻尿、血尿は改善されてきました。
再度2週間後に検査を受けたところ、結石がエコーでも見えなくなるような効果があり、数か月経ち、安定したかなと思った矢先にまた血尿。検査を受けるとやはり結石。どうやら体質的に結石が出来やすいようで、獣医師さんに次に勧められたのが、フードを見直してみてくださいという事で、藁をもすがる思いで始めたのが、ロイヤルカナンのペーハーコントロールでした。
このペーハーというのがうちの愛犬が体質的に高いようで、フードでコントロールしていきましょうという事でした。早速獣医師さんに頼み注文、愛犬のために覚悟を決めて、最大サイズの8キロを注文。
以前は格安の某大手メーカーの油臭いフードを与えていましたが、油が多いので糞臭も強かったのが、療養食を開始すると糞臭も収まり、パグ犬特有の太りすぎも改善され、くびれが見えるほどの美パグに成長していきました。
再度抗生剤治療が終え、8キロのフードも無くなる位に再度確認のための検査を受けましたが、結石はなく、そのままロイヤルカナンを継続して与えており、現在は健康的な、痩せ形のパグと楽しい生活を送っています(これからも長生きしてほしいです)。