犬のワクチンって結局どうしたらいいのか、よくわからないということはありませんか?犬のワクチンの種類や金額、回数ってどうなっているの?愛犬のことだからきちんと知っておきたいですよね!
犬のワクチンのあれこれについてまとめてみました!
犬のワクチンって受けなくてはいけないの?
犬のワクチンには実は義務付けられているものと任意で受けるものの2つ種類があります。
狂犬病のワクチンは義務付けられている!
狂犬病予防法という法律によって、年に1回予防注射を受けることが、義務付けられています。年に1回予防注射を受けることが法律によって義務付けられていることになります。
狂犬病予防法 第5条
犬の所有者(所有者以外の者が管理する場合には、その者。以下同じ。)は、その犬について、厚生労働省令の定めるところにより、狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせなければならない。
生後90日以内の子犬の場合には91日以降に狂犬病のワクチンを受けなければなりません。
狂犬病ワクチンの時期、方法、金額は?
1年に1回ワクチンを受けるのに、時期や方法はどうしたらいいのでしょうか?
時期は?
毎年4~6月に受けることになっています。各市区町村の自治体から狂犬病のワクチンのお知らせが届きます。そのお知らせに各自治体での集団接種の場所や時間についても記載されています。
ワクチンを受ける方法は?
各自治体のお知らせに書いてある集団接種で受ける方法が一つです。もう一つは、動物病院受ける方法で、動物病院ならいつでも受けることができます。
ワクチンの値段は?
各自治体で異なりなりますが、大体3,000円程度となっていることが多いようです。
動物病院では自由診療となりますので、各動物病院によって変わってきますので、気になる方は事前に電話などで確認するといいでしょう。
実際の金額については、1,000円だったという方や3,500円だったという方など様々のようです。
任意で接種するワクチン
犬には任意で摂取するワクチンもあります。いわゆる混合ワクチンと呼ばれているもので、狂犬病とは異なり、任意で接種するワクチンとなります。
混合ワクチンの種類
2種類から11種類の混合ワクチンがあります。犬の病気を防ぐことのできる種類によってワクチンの種類の数が増えてきます。例えば7種類の病気を防ぐために7種類混合している場合には7種混合ワクチンなどです。
混合ワクチンの内容
混合ワクチンの内容ってどうなっているのかを調べてみました。2~11種類の混合は以下のようになっています。
(※ワクチンや動物病院によって、混合ワクチンの内容は変わってきます。)
- 2種混合ワクチン : 犬ジステンバー、犬バルボウィルス
- 3種混合ワクチン : 犬ジステンバー、犬伝染性肝炎、犬アデノウィルス(2型)感染症
- 4種混合ワクチン : 3種+犬バルボウィルス感染症
- 5種混合ワクチン : 4種+犬バラインフルエンザ感染症
- 6種混合ワクチン : 5種+犬コロナウィルス
- 7種混合ワクチン : 5種+犬レプトスピラ症(カニコーラ)+犬レプトスピラ症(コペンハーゲニー)
- 8種混合ワクチン : 7種+犬コロナウィルス
- 9種混合ワクチン : 8種+犬レプトスピラ症(ヘブドマディス)
- 10種混合ワクチン : 9種+犬レプトスピラ症(オータムナリス)
- 11種混合ワクチン : 10種+犬レプトスピラ症(オーストラリス)
ワクチンの副作用って?
免疫をつけるために摂取する犬のワクチンですが、副作用はないのでしょうか。
結論から言うと副作用はあります。
確率でいうと約1%に副作用があるということです。副作用として、呼吸、心拍数が早いなどいつもより犬の様子がおかしいと感じた場合にはすぐに獣医師さんに相談しましょう。
ワクチン接種の注意点
ワクチン接種の前には注意したいことがあります。ワクチン接種前には愛犬が疲れている、シャンプーや旅行を数日以内に予定しているなどの場合には避けたほうがいいでしょう。
また午前中に受診することをオススメします。万が一、犬に副作用がでた場合には午後に動物病院で診てもらうことができるためです。
結局どのワクチンを接種すればいいの?
こんなに犬のワクチンの種類があっては、どれにしたらいいかわかりづらいですよね。結局どれを接種すればいいのでしょうか。
目安は5種混合ワクチンです。ドッグランの利用やペットホテルの利用の際に5種混合ワクチンの接種済の証明書の提出が求められることが多いようです。
5種を基準として、感染力の強い犬コロナウィルスのワクチンを追加した6種とするのが選択の目安となることが多いようです。
みんなの混合ワクチン事情
他の方はどんな混合ワクチンを選んでいるのでしょうか。
9種混合ワクチンを選んでいます。ドッグランや愛犬と旅行にいくことが多いので、9種ワクチンにしています。
特に室内から出ることが多くないので、5種ワクチン混合ワクチンを選んでいます。
お住まいの地域や旅行に愛犬と一緒に頻繁にいかれる方は、獣医さんから5種混合ワクチンより多い混合ワクチンを薦められるケースが多いようです。
犬のワクチンのまとめ
愛犬のことだからこそ、しっかりとワクチンのことも知っておきたいですよね。狂犬病ワクチンと任意のワクチンがあり、狂犬病のワクチンは法律で決められており、マストです!
任意のワクチンは5種を基準に愛犬との生活を考慮して決めましょう!