猫を始めて飼う前に注意しておきたいポイント!

猫の寿命は10年から長いと20年と言われています。シニア世代になってから猫を迎えようとお考えの方は、猫を最後まで見守ることを大前提としてご自身の年齢に合わせ迎えてください。子猫は子猫なりに育て甲斐がありますが、訳あって飼えなくなった猫の里親としても人に懐いている分、飼いやすいかもしれません。一つの命を最後まで、責任をもって迎える準備ができましたら、下記を参考にしていただければと思います。

目次

猫を迎える前に準備するもの

猫用のトイレ

臭いが気になることですので、カバーが付いたタイプを選ぶと良いと思います。猫砂は鉱物系のものからトイレに流せるもの、燃やせるゴミとして始末できるものまでありますが、猫の好みもありますので少しずつ色んなタイプを試してみましょう。(里親として迎える場合は、トイレの好みなど事前に教えてもらうと良いと思います)

そしてきれい好きな猫のために毎回もしくは毎日トイレの掃除を心がけてください。

キャットフード

ドライフードと缶詰タイプを併用して与えてみましょう。大抵のものは食べてくれますが、どうしても食べてくれないという時は、いくつか試して好きな メーカーを探していきます。(里親として迎える場合は、好みなど事前に教えてもらうと良いと思います)

新鮮なお水

毎日新鮮のお水を用意してあげます。

キャリーバック

キャリーバックは必ず用意しておきます。動物病院へ連れて行く時、どこか旅行に行く時、そして地震などの災害の際には必ず必要になるものです。

 

キャットフードやトイレの費用

キャットフードにはいろいろな種類があり、金額もまちまちです。ドライフードであれば2kgで500円~3000円程度、缶詰であれば数百円といったところです。

肥満防止のためにカロリーを抑えたもの、下部尿路疾患に配慮したph値が低いものなど種類が豊富ですので、愛猫の健康に配慮し適したフードを与えます。
トイレ本体は、2000円程度のもので沢山種類が出ています。高齢になったり、猫がかかりやすい膀胱炎の時などは頻繁にトイレに行くようになるので、あまり出入りが難しいタイプは避けた方が良いでしょう。

具合が悪いのかなと思ったら(動物病院の費用)

去勢や避妊をしていない場合は、繁殖を行わない猫であれば必ず手術を行いましょう。費用はオス(5000円~10000円)メス(10000円~15000円)を目安としていただければと思います。ワクチン接種も年に1回程度ありますがおおよそ5000円位かかります。

 

膀胱炎など下部尿路疾患では、初診時に15000円程度、注射治療では1回(5000円程度)かかります。状態が落ち着くまでには1回~3回の注射をするので30000円位の費用が発生します。(病状によっては入院や点滴、手術などが必要となり費用は嵩みます)

与えてはいけないもの

人間が食べるものは控えましょう。生魚やかつおぶし、にぼしなども良くありません。猫用のかつおぶし、にぼしが売っていますので必ずそういったものを与えるようにします。人間の食べ物は塩分が多く含まれていますので、腎臓疾患などに影響します。葉物野菜を好きな猫もいますが、市販の猫草を与えると安心です。ネット上でも「与えて良いもの悪いもの」が掲載されていますので、都度確認して与えるようにします。 
    

そして猫との生活を楽しむために

気ままな猫に気に入られるように、猫用のおもちゃを用意しても良いかもしれません。キャットニップ(またたび)が入ったおもちゃが好きな猫もいます。洋服についた紐も大好きですが、毛糸や糸など飲み込んでしまう恐れがありますので注意が必要です。家の中に放置しないように気を付けましょう。

そして、こんな物が?と驚くものにも反応します。そういった一つ一つの行動を観察して、猫に好かれる努力をしましょう。夏場はエアコンのかけ過ぎに注意をして、冬場は猫が丸くなる季節ですので温かな猫用のベットを用意してあげましょう。フリースなどのひざ掛けも猫のお気に入りです。

こたつやホットカーペットは、人間と同様つけっぱなしにしていると低温やけどの恐れがありますので注意して使用しましょう。

最後に

猫の性格は様々です。日々観察をして猫に好かれる努力をしましょう。そして夏場は暑苦しく冬は身も心も手放せない家族となることでしょう。猫に語り掛けると大きな瞳でのぞき聞いてくれます。時には小さな声で話かけてくることもあるでしょう。

 

時には「ごはん頂戴!」とせがまれる時があるでしょう、足元に絡まり行く手を阻むこともあります。足元には十分に気を付けて猫を踏まないよう、そしてご自身が転倒しないよう気を付けてお過ごしください。

日々の猫とのコミュニケーションで知らぬ間に絆が深まっていくことに気が付くことでしょう。