愛犬の健康を守るのは何んと言っても飼い主の責任です。物言わぬ犬たちですから、獣医さんよりもまず、毎日そばにいる私たちが異変に気付いてあげること、これが病気の早期発見にもつながることだと思います。
一番手っ取り早いのは、日々のお手入れタイムです。散歩の後、スキンシップをしながら全身をチェックするのは、異常の発見だけでなく、互いの信頼関係を築くために、とても大切なひと時です。
わが家の愛犬は柴犬ですが、短毛なので、小型の洋犬たちと違って、美容院に任せることなく、自宅で手入れできるのも魅力かと思います。お手入れの手間がぐっとシンプルであるゆえ、子犬時代から気を遣ってきました。
濡れタオルをジップロックに入れてチンしたもので、全身を拭くところから始まります。使うブラシはスリッカーブラシと豚毛の組み合わせです。
ダブルコートの柴犬なので、春秋の換毛期の抜け毛は相当な量になるのは知られていることですが、加えて今では室内で暮らすコも多いので、結局は一年中フワフワと毛が飛び散ることになります。
途中、換毛期だけファーミネーターを使用したこともあるのですが、あまりのアンダーコートの取れっぷりに、皮膚を傷めるのでは?という不安から、中断することに。それで以前から気になっていたコームを試すことになったのです。ちょうど悩んでいた時期に柴犬と暮らす方のブログで紹介されていたのも、良いタイミングでした。
それが岡野の両目金櫛です。素人がコームを使うのは、被毛の密集した柴犬のお手入れには難しいと思い、諦めた経緯があるのですが、ブログで丁寧に紹介されているのと使用した際の感想を読んで、すぐに購入を決めました。
コームを当てるのは、コツをつかむのが難しいですが、心配したほど愛犬の抵抗はありませんでした。こちらの緊張が解けてくると、おとなしく身を任せてくれるのが嬉しい驚きでした。
コームを持った時の重さもほど良くて、バランスに優れているのはさすがに日本製だなと感動です。散歩仲間の方達にもお勧めしています。