猫が一生懸命に爪を研ぐ理由
猫にとって爪とぎは大事な日課です。毎日爪を研ぐことで、古い爪を剥がし、その下の新しい爪を表出させます。狩りに備えて、常に鋭い爪をキープしておくことは、猫の生死をも左右する大事な仕事と言えるかもしれません。
爪とぎはマーキングのためにも行います。肉球周辺にはフェロモンを出す臭腺があり、爪とぎをしながら自分のニオイをつけています。「ここは自分の縄張りだぞ」と主張しているのです。
もう一つ、猫はストレス解消のためにも爪とぎをします。一心不乱にガリガリすることで、気持ちを落ち着かせ、気分転換をはかっているのです。我が家の2匹の猫も爪とぎが大好き。朝から晩まで、何回もガリガリしています。
初代猫を飼い始めたばかりの頃、爪とぎを用意していなかったため、柱とソファーをガリガリされてしまいました。それ以来、爪とぎは各部屋に常備しておくべき必須アイテムとなっています。
猫たちのお気に入りは広々スクエア型の爪とぎ
今までいろんな爪とぎを購入してきました。ハウス型、ソファー型、ドーム型、丸型…二階建てになっている豪華版など。いま我が家の猫たちのお気に入りは、セーカンの「ネイルパッド Lサイズ」です。2匹で取り合うほどの人気で、後から追加で3個買い足しました。
形は真四角、縦45×横45×高さ2センチ、Lサイズだけあって大きめです。広いので、爪を研いだ後、この上でお昼寝してしまうこともしばしば。
爪とぎ自体は段ボールでできており、四角い枠の中に2枚の爪とぎが敷かれています。表裏、両面使えるので、2枚で計4面使用できます。税込み価格2,980円、爪とぎとしてはちょっとお高めかもしれませんね。
でも使ってみて、ものすごくコスパが良いことが分かりました。とにかく丈夫!硬めの段ボール製なので、とっても長く使えます。1年以上経っても、まだ1枚目を使用中。この裏側と、さらにもう1枚(表・裏)あることを考えると、超経済的です。
飼い主にとって嬉しいのはお金のことだけじゃありません。カスがほとんど出ないのです。これはラク!普通段ボールだと、紙のカスがたくさん出てきます。そこら中に段ボールクズが出て、掃除が大変。
だけどこのネイルパッドは、猫が普通に爪とぎしたくらいでは、全然と言っていいくらいカスが出ません。おかげで部屋が散らかることがなく、飼い主としてはすごく助かるところ。要するに、ネイルパッドに使われている段ボールは硬くて丈夫なので、カスも出ず長持ちなんでしょうね。
ゴロンゴロンしたい猫にピッタリ
知っての通り、猫は狭い所が大好きです。ちょっとの隙間に入りたがり、小さな箱があれば絶対入ります。猫鍋も外から見たらものすごく窮屈そうだけど、あの狭さが猫は安心するのでしょう。
狭い所が好きな猫、実は広くて平らな所も大好き!きっと猫を飼ったことのある人なら、「そうそう」と思うのではないでしょうか。
ウチの猫たち、ベランダに出ると、必ず伸びをして嬉しそうにゴロンゴロンし始めます。我が家は今まで7匹の猫と暮らしてきましたが、どの子もベランダやアスファルトの上でゴロンゴロンするのが大好きです。
お日様に当たりたいというのもあるでしょうが、どうもゴロンゴロンしたい気持ちのほうが強いみたいです。曇りの日でも嬉しそうにゴロンゴロンしています。
ネイルパッドは爪とぎにしてはかなり広め。猫がゴロンするには十分です。爪を研いだ後、気持ち良さげにゴロンゴロンしています。あっちへゴロン、こっちへゴロン、時には爪とぎしながらネイルパッドの上を回転するようにゴロゴロ。
あまり気持ち良さそうなので、もっと広くしてあげようと、ネイルパッドを2つくっ付けてみました。ガムテープで止めれば、簡単に2倍の広さの爪とぎが出来上がり!
真四角なので、こんなふうにいくらでも大きくしていくことが可能です。外枠も爪とぎ部分と高さがそれほど違わないので、境目もそんなに痛そうではありません。
ガムテープで止めなくても、ネイルパッドをピッタリと置くだけで、いくらでも足していけます。丸型や最近よくある猫ちゃん型だと、こうはいきません。
真四角だからこその使い方です。もちろん移動も簡単なので、夏は日差しを避け、冬は日の当たる場所に少しずつ移動させながら使っています。
猫たちの爪とぎであり、ベッドであり、毛づくろい場所でもあるネイルパッド、今日も大活躍しています。