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毛が抜けにくい=トリミングが必要!
ここ数年大人気の犬種「トイプードル」。毛が抜けにくくて飼いやすいのが人気の理由ですが、毛が抜けにくいという事は人間の髪の毛と同じように毛がどんどん伸びてくるということです。
これはプードルだけでなく、マルチーズやヨークシャテリアなど他の犬種でも同じことが言えます。
チワワや柴犬などの毛が生えかわる犬種なら自宅でシャンプーをするだけでも可愛さを保つことができますが、毛が伸びる犬種は例え丸刈りにしても2~3ヵ月のトリミングを怠るとボサボサで目がどこにあるのか分からない状態に…。
伸びたまま放置すると毛が絡まって毛玉だらけになってしまったり、皮膚トラブルの元になってしまいます。
それを防ぐために毎月トリマーさんにお願いしていましたが、毎回トリミング代として8,000円もかかってしまい、家族の誰よりもお金がかかる…。
それに、ペットブームのせいかトリミングサロンのどこに行っても2週間後じゃないと予約が取れないと言われるので、気になったタイミングで連れて行けない…。
やっと予約が取れてもヒート時期と重なってしまうとキャンセルを余儀なくされたり、3時間以上のトリミングが終わったあとに狭いゲージに入れられている姿が可哀相になったので家でカットしてあげられないのかな?と思うようになりました。
バリカンは必需品
実際に家でハサミで切ってあげてみると、どうしてもプロのように長さを整えることができなくて。
元トリマーの友人に聞いてみると「プロ用のバリカンを使うと良いよ!」とのこと。市販のバリカンは切れ味が悪く、皮膚を傷つける可能性が高いので買わない方が良いそうです。
なので友人のおすすめのバリカンは“スピーディク”のバリカン(ペット用電気バリカン タピオ TAPIO/SP-3)でした。バリカンの刃は着脱式で好きな長さに対応する替刃は別売りなのですが、お腹や肛門周り、足裏のために1mmの替刃と、扱いやすくて長めに切れると教えて貰った6mmの替刃を購入しました。
16mmなどもっと長く残せる替刃もありますが、長くなる分皮膚を巻き込む可能性があるようで、素人には5~6mmがオススメだそうです。
替刃も安くはないので1つでどうにかしたくなる気持ちも出てきてしまいますが、1㎜と他の長さの刃では全然違いますのでご注意ください。
1mmは肌が見えるほどの短さなので、身体全体に使うことはおすすめ出来ませんが、お腹や足裏など、皮膚が薄くてケガをさせてしまいそうな部位は使ってあげてくださいね。
実際に使ってみて
「切れ味が良いので気を付けてご使用ください」と説明書が入っているように、とにかく切れ味は抜群!テレビで見る羊のカットのようにどんどん刈ることができます。
使い始めは怪我をさせないかドキドキで時間がかかっていましたが、月1回はバリカンを使ってカットしていたので半年ほどでコツを掴み、すいすいできるようになりました。
胴体は6mmで短くして、顔と足はハサミで少し整えてあげるのが素人でも可愛く仕上げられる方法だと思います。バリカン本体と替刃で2万は超えてしまいますが、3ヵ月のトリミング代を考えるとすぐに元を取ることができます。
何より予約に縛られなくても、モサモサしてきたと感じてすぐにカットしてあげられるのはわんちゃんにとっても嬉しいことです。長い間のトリミングに耐えた後に、狭いゲージの中で迎えを待つ必要もなくなるので尚更。
我が家ではスピーディクのバリカンを買ってからの3年間、ずっと家でカットしてあげています。
お散歩中などに「可愛くしてもらえてるね~トリミング代って高いんでしょう?」と声をかけられることも…「私がカットしてますよ」と言うと驚かれるほど上達しました。
始めは慣れないかもしれませんが、想像以上に簡単に上達しますよ。切りすぎてしまったら服を着せてあげればいいんです。
わんちゃんのためにも、毎月のお財布のためにもなる自宅でのカット。スピーディクのバリカンが強い味方になってくれています。皆様もぜひ挑戦してみてくださいね!